主に水性インキとゴム・樹脂などの弾性物質で作られた版を使用する凸版印刷方式のことを、一般的にフレキソ印刷と呼びます。
版に弾性があるので厚紙やダンボールなど平滑性が良くない素材やプラスチックフィルム、布などにも柔軟に対応することができます。
フレキソ印刷には細い字の再現性も優れているという特徴があります。
アルコール系とエステル系の水性インキを使用するため、環境に配慮することも可能です。フレキソ印刷は環境問題に敏感なヨーロッパで特に普及しています。
フレキソ印刷は低印圧で印刷することが可能です。さらにオフセット印刷やグラビア印刷など、他の版式との連結や包装加工装置との連結も容易に行うことができます。包装加工装置は素材を切断したり折るなどの作業を自動化するものです。手提げ袋を作るのにもフレキソ印刷の技術と大量加工装置が活用されています。
手提げ袋の他にも箸袋やレジ袋、ハンバーガーの包装紙などでフレキソ印刷の技術が幅広く使用されます。紙おむつや液体紙容器などにも使われています。
手提げ袋は様々な布で作られるのが一般的ですが、この方式ならば簡単にデザインを印刷できるので大量生産が可能となります。
安価な手提げ袋を大量に作る場合にフレキソ印刷が役立ちます。
布以外の素材でも厚紙やプラスチックフィルムなどを使用して手提げ袋を作ることも可能です。様々な素材を使って多様なデザインの手提げ袋を簡単に作ることができます。