生活や身の回りに必ずあるポリ袋はどのように制作されているかを簡単に紹介します。ポリ袋にもいろんな種類や大きさがありますが、一般的に挙げられるのが、スーパーやコンビニで買い物した商品をいれるポリ袋や、冷凍食品を入れる小さ目なポリ袋、各行政区のごみを入れて指定日に出すためのポリ袋があります。ポリ袋の制作に使われる材料はポリエチレンというプラスチック樹脂です。一般的なプラスチックで多岐に使用され制作されています。ポリ袋の他に、ペットボトルやスーパーやコンビニで販売されるお弁当容器、ポリバケツなどの制作にポリエチレンが使われています。
ポリ袋の制作の方法は、ポリエチレン樹脂を加熱し伸ばします。伸ばして薄くしますが、製品や用途によって厚さと強度をコントロールします。ヒーターで加熱された機械の先端からポリエチレンが押し出されてくるのですが、先端に工夫がなされており、筒状となって伸ばされながら常温に戻るにつれて硬くなり、よく目にするポリ袋の状態となります。この時点では、まだ筒状の果てしなく長いポリですので、適したサイズに熱シールで袋としての機能を持たせて出来上がります。先述でもありましたように、材料のポリエチレンというプラスチックですが、プラスチックは石油から出来ています。
ですので、ガソリンと同様に輸入に頼っています。ガソリンや石油の価格が日々変動があるように、プラスチック製品を生産する企業は石油の価格にとても影響されます。プラスチックのごみの問題が深海の底まで落ちている状況にまで深刻化しています。リサイクルに中国への廃プラスチックの輸出も廃止され、国内でのリサイクルは死活問題になっています。消費者もエコやリサイクルへの関心と取り組みをしていく必要が今後あります。また、土に還るようトウモロコシなどの植物由来の素材をプラスチックに含有させた製品が出回り始めています。